サファリ

  自然公園でサファリ


<コーベット国立公園>


コーベット国立公園のサファリ



ハルドワールからコーベット国立公園のあるラムナガルまで、
移動は一日がかりの旅だ。

コーベットは、サファリが楽しめるインドで最初の国立公園である。
サファリのお目当ては、やはり、ここにしかいないベンガルトラだ。


列車で乗り継ぎ、そのあとはバス。
何でこんなに人がいるのかと思うくらい、
どこに行ってもずっとすし詰め状態。

列車の中は、インド人の日常の生活を垣間見た思いがした。

途中、赤ちゃんとは思えないくらいほうがこけ、やせた子を
抱いた母親から、水を分けてくれと、コップを差し出された。

命が長くないかもしれないと思われるわが子の口に、
母親は、渡したミネラルウォーターをもっていく。

少しずつでも飲もうと一生懸命になっている子どもの頭を
思わずそっとなでると、にっこりと微笑んだその母親の笑顔が
とても印象に残った。



コーベット国立公園は、ヒマラヤのふもと、ラムナガル河岸に広がる
総面積520平方キロメートルの広大な自然公園である。

その中心地ディカラは、大平原を見下ろす丘の上にあり、
ラムナガルからジープで約1時間半のところにある。

ホテルのおじさんが、ディカラは何でもが、ダブルコストなので、
こっちで、必要なものは買っていくように、親切に教えてくれる。

イギリス人4人のグループに同行させてもらうことで交渉し、
2日間待って、ようやく出発できた。
ディカラに行く途中、野生の象に何度か出くわし、感動する。


一日の気温差が25度以上あり、夜は冷える。
夜明けの草原は、本当に静寂で、空気はおいしく、
なんとも言えないすがすがしい気分になった。

サファリ出発の前に、見下ろした平原を流れる川に、象が横たわっている。
はじめは死んでいるのかと思ったが、よく見ると、インド人が水をかけて、
身体をごしごし洗っている。飼っているのだろう。
そのあと、象の鼻からひょいと背中に乗って、歩いていった。

サファリでは、ゾウ、ワニ、シカ、イノシシ、クジャク、サルなど、
いろいろな野生動物に出会う。中でも、シカは何度も出くわした。

翌朝6時に起きて、ベンガルトラの水飲み場である川までジープで行った。
トラに出会えるのは、1日に1回あるかないか。
森に入り、偶然を期待したが、残念ながら姿を見ることはできなかった。


<横たわる象>

<サファリにて>

<ベンガルトラ>

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